この一冊 13 「忍びの国」 和田竜

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戦国時代。織田の伊賀攻めが舞台。
奇想天外な忍法小説。
でも、歴史的な根拠を無視してません。
日本史で受験した程度のオレの歴史感もあるけど、
じゅうぶん満足できる史実とともに描かれ、
痛快な戦国ヒーロー小説に深みをもたせている。
主人公の伊賀の忍者「無門」はルパン三世を思わせる
(オレの勝手な解釈)
わき役のキャラも脳裏に映像として浮かんでくるほど濃くて、
リアリティあふれる戦闘シーンと織り込まれた複数の伏線が、
めっちゃ面白いストーリーを増幅させている。
これはいい映画になりそうだ。(映画化されれば)
「のぼうの城」は映画化されましたね。
公開は震災の影響で1年延びたみたいですけど。

-自らの欲望のみに生き、他人の感情など歯牙にも掛けぬ人でなしの血は
いずれこの天下の隅々にまで浸透する。大膳はそう心中でつぶやいていた。-
                              (終章より抜粋)

目的(金)のためなら他人を出し抜き、人を殺すことなどなんでもない。
伊賀者の気質、血脈がその後の長い歴史の節々に出現している・・・
ということなのか・・・そして我々の近くにも・・・程度の差はあれ。

新潮文庫 552円(税別)
   

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