老人医療と介護を垣間見て 3

画像


テーマ「老人医療と介護」で書くのは
2年近くぶり。
当時最も程度の軽い要支援1だった
高齢の母は数か月前、脊椎圧迫骨折で
2ヶ月入院後、介護老人保健施設に入所。
上から2番目に重い要介護4の認定。
脊椎はだいぶよくなったけど
アルツハイマー型認知症の進行と
膀胱機能低下でカテーテルが入ってる
ってことで重い認定になりました。
老健に入る直前にカテーテルは抜けて
少しマシな状態に。


   介護認定のランク

要支援1と2…若干の問題はあるものの、
         独り暮らしでも可能なレベル。

要介護度1…ほとんど自立しており、独り暮らしもなんとか可能。
         できれば家族と同居が望ましいレベル。

要介護度2…車椅子使用であったり、起き上がりなどが困難。
         独り暮らしは難しいレベル。

要介護度3…独り暮らし不可能かな。食事や排泄など、
         第三者の援助が必要なレベル。

要介護度4…日常のほぼ全般において、援助が必要。
         家族の介護では難しい。プロに委託すべきレベル。

要介護度5…いわゆる「寝たきり」であり、経管栄養するレベル。
         ターミナル(余命わずか)状態など。


総合病院の整形外科では
高齢者のこのような骨折だと
基本2週間で退院してくれと
言われるのが普通。でも
多くは、在宅介護を含めて
次の受け入れ先の準備ができるまで
退院を延ばしてもらうのが現状。
実際、長く入院している高齢者の方が
多々見受けられました。しかしながら
ベッドは満床であふれかえっていて
看護師も出ていけオーラをまとっているし
こちらも居座る気はさらさらなく
その後の受け入れ先を模索。
選択肢はそれほど多くない。

回復期リハビリ病棟
入院した総合病院にあったけど
当初部屋が空いてないと言われる。
そこで回復期リハビリ病棟を持つ
近隣の病院に問い合わせるも
当然ながら冷たい反応。

介護老人保健施設
近隣には数件あるものの
ここも部屋が空くのを待つ状況。
しかしながら申し込まなければ
順番はこないのでweb及び電話対応が
もっともよかったところに訪問。
施設を見学しながら話を聞くのが
申し込みの絶対要件。

特別養護老人ホーム
要介護3以上で申し込めるが
年単位の待機が必要。

介護付き有料老人ホーム
比較的高額な入所金と
月額費用で長期になると
経済的に厳しい。

在宅介護
要介護4の在宅介護は
かなり難易度が高く
デイサービスなどの介護サービスを
利用しながらほぼつきっきりの介護が
必要になるので、一人が仕事を
辞めないと無理。

並行して可能性を探ってゆくうちに
老健の担当が入院している病院の
相談員と連絡を取り合ってくれて
回復期リハビリ病棟に入れることに。
部屋が空くまでリハビリ入院しながら
約一か月半待って、老健入所。

早く対策を講じたことが幸いして
融通の利く個人病院を転々とするみたいな
悪い状況に陥らずに済みました。

老健は3か月一区切りで
心身のリハビリを行って
介護度を改善させて、自宅に戻り
介護サービスを利用しつつ
在宅介護を目指す施設とのこと。
しかしながら

特養などの待機待ちとして
利用されることもあるらしい。

ーーーーーーーーーーーーー


4年前の父の話の続きですが
その女性医師がカミさんの目をまっすぐ見て
言った言葉は今も記憶に残ってます。
「胃瘻にしないと施設でも拒否されて
あなたがずっと寝たきりの介護をするんですよ!」

胃瘻が設置してある患者は
食事がシリンジ注入で手間がかからないので
病院と提携している施設にとっては
いいお客さん ってことなんでしょう…ね
老人医療の闇を見た思いでした。

胃瘻の設置手術をして
一ヶ月後、父は息を引き取りました。

高齢者の医療と介護においては
深い闇の中を手探りで進んでゆく
段階なんでしょうね、まだまだ。

自分の身を考えてみても
決して遠い未来の話ではない
ところまできているし
老齢化によるリスクだけじゃなく
事故とか事件によるリスクもあるし

本人が意思表示できない段階になって
命に関わる選択を迫られる親族の
精神的な負担にならないように

自分は「延命措置拒否宣言」という
文書にサインして壁に貼ってあります。



        (このテーマでの掲載は不定期になります)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 55

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

2018年06月04日 22:00
私も90歳をこえる父と義母が居ますが考えさせられますね。自分の終活もしておかないとと思っています。友人のお父さんは意識のあるうちに「延命措置はしないで欲しい」と宣言されたそうです。
2018年06月05日 01:36
私の父も2年半ほど前になくなりました。胃ろうではなく、経鼻栄養補給にしましたが結局の所誤嚥の問題でした。帰還に食べ物が流れる可能性があれば肺炎になり早い死に直結です。しかし口で咬むという行為をしないとますます認知症も誤嚥も悪化します。今から思いますと早く死に直結しても、自力で咬んでで食べることの方が良かったのかなとも思っています。
私の過去ブログで「今日のmasao君」に毎日の出来事を書いていますのでご参考になればと思います。
2018年06月05日 11:17
父は結局胃ろうにしましたが、それでどのくらい居たのかなあ…記憶が薄れまくりです
老健も事情が色々のようで、ただ選べるほどの空きもなく、紹介されたところに行くしかありませんでした…
約束したリハビリもやってなかったし、後から考えるともっと早く連れて帰って来れば良かったと父の嫁は言ってましたが、その時できることはやっていたはずなので、もうそれは言うまいって感じです
2018年06月05日 12:27
親のことで色々と悩んでいるいる間にも、自分の終焉が確実に迫っている事実。悩ましいですねぇ。今の老人医療に対する病院のスタンスって、誰も納得して無いでしょうね。
2018年06月05日 20:39
こんばんは。
うちはまだ介護の段階になっていないので「介護認定のランク」を見るのは初めてでした。
遠い話じゃないんだな~と思いました。
私も「延命措置拒否宣言」って書いておかないといけないな~。
2018年06月05日 21:07
tor様、90歳超とはすごいですね。
やはり本人が意思を示してくれると
家族は楽になりますよね。
2018年06月05日 21:41
もにかとなら様、「今日のmasao君」読ませて
頂きました。2年に亘る献身的な介護の記録は
とても感動的で参考になりました。
うちの父も刻み食のレベルを試行錯誤したり
入歯を作りなおしたり、できるだけ
経口での栄養摂取を目指していましたが
誤嚥性の肺炎を繰り返して、経鼻という
選択肢もあったのですが、勧められるまま
胃瘻設置に応じてしまいました。
機械的に栄養を注入するモノのような
存在にしてしまって申し訳ない気持ちに
なったことを覚えてます。


2018年06月05日 21:50
摩利紫天@analog-ya 様、父が老健入所の時
リハビリプログラムとかケアサービスの
説明はとてもよいこと言ってましたが
例えば床ずれ防止の体位変えとかも
本当にやっていたのかと疑うほどの
褥瘡ができたましたね。褥瘡の手術でも
ずいぶんつらい思いをさせてしまいました。
介護サービスは玉石混交なので、できるだけ
面会するようにして状況を見たいと思います。
何がいいのか悪いのか、後になって気づく
ことばかりですが、その時点でできるだけの
ことをやればそれでいいのだと思います。
2018年06月05日 21:52
y&m様、そうなんですよね。健康保険と
介護保険のバランスが取れてないのは
ケアマネジャーも実感していて、制度が
変わって行かないと高齢化社会に対応
できないと危惧していました。
2018年06月05日 21:56
TAMO 様、自分も親が当事者になった
5年前に初めて知りました。
介護保険で何ができるのかなんで
普通知らないですよね~
毎月保険料払ってるんですけど。
若くてもいつ事故災害などに遭遇
するかわからないので備えはあった方が
いいかもですね。
2018年06月06日 00:27
介護って難しいですよね。
自分の思いだけでは、事が進みません。
田舎では病院・施設数自体がありません。舅がデイサービスに行くのでも、リハビリもしてくれる施設を探すと選択は2つだけでした。それでも空きがあったので助かりました。
4月に母(81歳で元気です)に会った際に、「延命措置はしないよ。痛みの緩和だけしてもらうからね」と伝えたところ「そうして欲しい」と確認しました。
私自身もそうして欲しいです。
60代70代の方が親の介護をしているのを見て、大変だな~って思います。
これから超高齢化社会になり、私もいずれその一人になります。いろいろ考えますね。
2018年06月06日 08:02
胃瘻をすすめる先生もいらっしゃるんですね
お父様が若かったからかな?
うちの父方の祖父の時は かなり高齢だったので 胃瘻しても本人が大変なだけということで 訪問看護師も往診の医師もケアマネも勧めませんでしたね
そうそう 介護施設なども管理が楽なお年寄りの方が入りやすいんですよね
遠縁の親戚で おばあさんが認知症によっての徘徊・暴力系で お嫁さんが早く亡くなったのでみる人もいなくて 預かってくれる所がなくて探すの大変だったと言っていましたよ
高齢化社会がすすんで 私たちが歳をとった時に どうなっているんだろうか・・・と不安になりますよ
2018年06月06日 21:50
猫ねこネコ 様、これからの超高齢化社会で
老老介護があたりまえの時代になって
60歳が85歳どころか70歳が95歳の
介護をするんでしょうね。もし
配偶者の介護だと80歳が85歳とかも
あり得るのでぞっとします。
2018年06月06日 22:02
みるしっぽ様、介護施設も人員不足で
できるだけ手のかからない入所者が
歓迎されるようで、本来の意義とは
かけ離れてきてますね。
平均寿命が伸びても健康寿命が
それ以上に伸びないと将来
たいへんなことになりそうですね。

この記事へのトラックバック